3. pgbenchの使用方法
2006.05.18 株式会社四次元データ 内田康介
pgbench 3章 pgbenchの使用方法
- 3.1. pgbenchの使用手順
- 3.2. オプション指定
3.1. pgbenchの使用手順
pgbenchを起動するにはコマンドは以下のようになっています
$ pgbench -オプション データベース名
また、pgbenchでベンチマークテストを行なうには、以下の手順で進めなければなりません。
- データベースの初期化
→ ベンチマークテストで使用するデータベースの作成をします。 - ベンチマークテストの実行
→ 様々な条件を指定し、ベンチマークテストを実行します。
3.2. オプション指定
pgbenchには、起動時に指定する様々なオプションがあります。 ここでは、pgbenchを使う上で重要なオプションのみ抜粋して紹介します。
-h | PostgreSQL(postmaster)が起動しているホスト名を指定します。省略時には自ホストへUnix domain socketで接続します。 |
-p | PostgreSQL(postmaster)が起動しているポート番号を指定します。省略時にはPostgreSQL(postmaster)がデフォルトで使用している5432ポートが指定されたものとみなされます。 |
-i | ベンチマークテストで使用するデータベースを初期化します。 |
-s | スケーリングファクターを指定します。データベースを初期化するときに使用し、スケーリングファクター*10万件のデータが作成されます。省略時には1が指定されたとみなされます。 |
-c | 同時に実行するクライアントの数を指定します。省略時には1が指定されたものとみなされます。 |
-t | 1クライアントが実行するトランザクションの数を指定します。省略時には10が指定されたものとみなされます。 |
-S | このオプションを指定すると検索処理のテストを行ないます。他の処理は行なわれません。 |
-N | このオプションを指定すると通常のテストから一部の更新処理を省いたテストが行なわれます。 |
-d | このオプションを指定すると、テストの経過など様々な情報が表示されます。しかし、情報を大量に表示する処理が行なわれるため、若干テスト結果が悪化してしまいます。 |