SQL 2章 SQL
2.5.3. データの取り出し
登録されたデータを参照したい場合は、SELECT 文によって行います。通常、表を取り出して参照する場合には、SELECT に続けて参照したい列名、さらにそれに続けて FROM と参照すべき列の存在する表名を記述します。
/* 商品表の前列を参照する。*/ SELECT * FROM 商品表;
/*登録されている全行が全列表示された。*/ 商品 商品名 単価 ──── ─────── ───── 1001 田舎御膳 1000 1002 山の幸御膳 1200 1003 海の幸御膳 1400 1004 松竹梅御膳 1800 1005 鶴亀御膳 2000 1006 七福神御膳 3000
上記のように、SELECT 文を使用することで表中のデータを参照することが出来ます。ただし、これだけでは帳簿を眺めるだけのことと同じで、他の表との関係については全く分からず、リレーショナル型データベースの利点を生かしていると言えません。
他の表との関係や、必要なデータだけ取り出したり、ソートして表示することも、条件を付け加えることで SELECT 文から行なえます。詳細については後述します。
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