SQL 4章 データの入力・変更・削除
- 4.1. データの入力 <INSERT INTO>
- 4.2. データの変更 <UPDATE>
- 4.3. データの削除 <DELETE>
4.3. データの削除 <DELETE>
SQL では DELETE 文を用いることでデータの削除を行ないます。WHERE 句で条件を指定して、削除すべきデータを特定することもできます。基本的な構文は次の通りです。
DELETE FROM テーブル名 ;
上の構文では指定したテーブルのデータを全て消去します。このとき、他のテーブルから外部参照されている値を含むデータは削除できません。
DELETE 文でテーブル内のデータを消去した後に DROP TABLE 文を実行すれば表を削除することができます。
次の sample.10 では WHERE 句を用いて、特定のデータだけを消去しています。商品表の商品コードが 0001 のデータを削除します。
商品コード | 商品名 | 単価 |
/* データの削除 */ DELETE FROM 商品表 WHERE 商品コード = '0001' ;
(実習課題3)
テーブル employee にデータを追加し、表 のようになった。このデータをすべて削除するときの SQL 文を記述しなさい。
e_num | e_name | year | gender | office |
---|---|---|---|---|
101 | Ato Taro | 1972 | 1 | 20 |
102 | Ito Hanako | 1978 | 0 | 10 |
103 | Eto Hanako | 1980 | 0 | 30 |
104 | Kato Taro | 1985 | 1 | 10 |
105 | Sato Hanako | 1988 | 0 | 10 |
106 | Sudo Taro | 1995 | 1 | 20 |
107 | Nito Taro | 1999 | 1 | 30 |
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