SQL 1章 データベースの概要
- 1.1. データベースとは
- 1.2. データベースシステムの特徴
- 1.3. データベースとファイルの違い
- 1.4. 代表的なデータモデル
- 1.5. リレーショナル型データベース
- 1.6. まとめ
1.4. 代表的なデータモデル
データベースの構築、管理には、処理方式や共有するデータ間の関係に注目して構造を持たせますが、この構造、管理の観点から分類すると、代表的なデータモデルとして次のようなものがあります。
- 構造型データベース
・階層型データベース
・ネットワーク型データベース
- 非構造型データベース
・リレーショナル型(関係)データベース
1.5. リレーショナル型データベース
リレーショナル型データベースの概念は、1970年、E.F.Codd 氏によって提唱され、それ以来、多くの研究者やベンダなどによって研究が進められて来ました。現在では多くの商用データベースシステムが、このリレーショナル型を採用しています。
リレーショナル型データベースには次のような特徴があります。
- 各データは 2次元の表(テーブル)によって表現
- 複数の表のデータを関連付けることで、すべてのデータをひとつの巨大なデータベースとして活用
- 現在、PC で動作するデータベースの大部分はリレーショナル型
- リレーショナル型データベースに対応するデータベース言語として SQL が ISO と JIS を取得
1.6. まとめ
- データベースとは、様々な利用目的を考慮して、整理整頓されたデータの集まりのこと
- データベースの機能を実現するためには、データベース管理システム (DBMS) が必要
- リレーショナル型データベースは、最も普及しているデータベースで、データベース言語として SQL を使用
(実習課題3)
データモデルにはどのようなものがあるか? またそれぞれの特徴はどのようなものか? 長所と短所を挙げて説明せよ。