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1.2. データベースシステムの特徴

データベースシステムは、データベースとデータベース管理システム (DBMS) をまとめたものです。このデータベースシステムを導入することによる効果は、データベースシステムの特徴として次のようにまとめられます。

  1. プログラムの独立性

    データベースの仕様変更が発生しても、多くの場合プログラムを変更する必要がない。
  2. データの非重複

    データベースとして情報を一元管理するためデータに重複がない。
  3. 同時処理の実現

    データベースのアクセスは同時に複数のユーザが行なえる。同時の書き込みや削除なども DBMS が制御するため、データの矛盾が発生することはない。
  4. データの機密性

    データベースへのユーザのアクセスを DBMS によって制御できる。
  5. データの障害回復

    データベースに何らかの障害が発生した場合でも、DBMS はこれを回復するための手段をあらかじめ講じている。

この様にデータベースシステムは、ユーザが安全にかつ効率的にデータを活用するサービスを提供していると言えます。

1.3. データベースとファイルの違い

データベースを理解する上で、ファイルの違いから考えると理解しやすくなります。

データベースとファイルの違い

(実習課題2)

データベースとファイルはどのように異なるか説明せよ。

解答例はこちら

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