SQL 1章 データベースの概要
- 1.1. データベースとは
- 1.2. データベースシステムの特徴
- 1.3. データベースとファイルの違い
- 1.4. 代表的なデータモデル
- 1.5. リレーショナル型データベース
- 1.6. まとめ
1.2. データベースシステムの特徴
データベースシステムは、データベースとデータベース管理システム (DBMS) をまとめたものです。このデータベースシステムを導入することによる効果は、データベースシステムの特徴として次のようにまとめられます。
- プログラムの独立性
データベースの仕様変更が発生しても、多くの場合プログラムを変更する必要がない。
- データの非重複
データベースとして情報を一元管理するためデータに重複がない。
- 同時処理の実現
データベースのアクセスは同時に複数のユーザが行なえる。同時の書き込みや削除なども DBMS が制御するため、データの矛盾が発生することはない。
- データの機密性
データベースへのユーザのアクセスを DBMS によって制御できる。
- データの障害回復
データベースに何らかの障害が発生した場合でも、DBMS はこれを回復するための手段をあらかじめ講じている。
この様にデータベースシステムは、ユーザが安全にかつ効率的にデータを活用するサービスを提供していると言えます。
1.3. データベースとファイルの違い
データベースを理解する上で、ファイルの違いから考えると理解しやすくなります。
(実習課題2)
データベースとファイルはどのように異なるか説明せよ。
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