UML 2章 ユースケース図
- 2.1 ユースケース図
- 2.2 ユースケース図のコンポーネント
- 2.3 ユースケース図の例
- 2.4 ユースケース図のメリット・デメリット
2.3 ユースケース図の例
それでは、宿泊予約システムをユースケース図で表してみましょう。以下のようになります。対象であるシステムは、四角形で表します。「宿泊予約システム」など、対象の名前を上部に記述します。
アクターは人型で表します。「顧客」など、どのようなアクターなのかを示す名前を下に書きます。
アクターは、対象にとって外部の存在です。ですから、四角形の外側に書きます。
ユースケースは楕円形で表します。どのような機能なのか、楕円形の内側に書きます。
ユースケースは、対象である「宿泊予約システム」が持つ特性です。ですから、四角形の内側に記述します。
さて、これだけでは、「どのアクターがどのユースケースを使用できるのか」判断ができません。そこで、アクターとユースケースを線で結びます。線で結ばれている場合、アクターはそのユースケースを利用できることを示しています。
これで、ユースケース図の完成です。2.2で宿泊予約システムを文章で説明していますが、ユースケース図で表現した場合と比べてみてください。