2. Railsインストール
Quick Start 2章 Railsインストール
2.1. インストール前提条件
2.2. インストール
この章では、Windows 7にRails 3.0.7をインストールする方法を説明します。
2.1. インストール前提条件
Rails 3.0.7をインストールするためには、下記環境が必要です。
- Ruby 1.8.7以降
(ただし、Ruby 1.8.7については、2010-02以降に公開されたパッチがあてられていることを確認してください。また、Ruby 1.9系については、Ruby 1.9.2を利用してください。コマンドプロンプトから「ruby –v」と入力していただくと、バージョンの詳細がわかります。詳しくはRails公式サイトの Getting Started with Rails の「1 Guide Assumptions」をご参照ください) - RubyGems
RubyGemsとはRubyのパッケージ管理システムです。RubyGemsでは、gemコマンドを利用して必要なパッケージをインストールすることができます。RailsもRubyGemsを利用してインストールします。本章では、RubyGems 1.5.2を利用します。コマンドプロンプトから「gem –v」と入力していただくと、バージョンの詳細がわかります。 - データベース
今回はSQLite3を利用しますが、他のデータベースを利用することもできます。
「1.Rubyとは 」 でご紹介したRubyInstallerの「Ruby 1.9.2-p180」を利用してRuby開発環境をインストールした場合、Ruby 1.9.2とRubyGems 1.5.2がインストールされていますので、そのまま利用できます。
2.2. インストール
2.2.1. Railsインストール
前述のとおり、RailsはRubyGemsを利用してインストールします。2011年6月20日現在、バージョン3.0.9がインストールされます。
コマンドプロンプトにて、以下のgemコマンドを入力します。
> gem install rails
多くのパッケージがインストールされます。インストールが完了したら、「rails -v」でバージョンが3.0.9であることを確認してください。
> rails –v Rails 3.0.9
2.2.2. SQLite3インストール
次章以降に利用するデータベースである、SQLite3も、ここでインストールしておきましょう。
SQLite3は、RubyGemsを利用してインストールを行います。Windowsにインストールする場合、事前にsqlite.dllが必要です。
- http://www.sqlite.org/download.html より「Precompiled Binaries For Windows」の項目にある「sqlite-dll-win32-x86-3070603.zip」をダウンロードします。
- 解凍後、フォルダ内にあるsqlite.dllをC:\windows\system32に置いてください。
- SQLite3をRubyGemsのgemコマンドを利用してインストールします。
> gem install sqlite3
- インストールが完了したら、コマンドプロンプトにて「gem list」と入力し、SQLite3がインストールされていることを確認してください。
> gem list
*** LOCAL GEMS ***
・・・略・・・ sqlite3 (1.3.3 x86-mingw32) ・・・略・・・
次の章では、「Hello! Rails」をブラウザ上に表示するRailsアプリケーションを作成します。