2. BeanFactory と Bean 定義
Spring Framework 2章 BeanFactory と Bean 定義
- 2.1. BeanFactory
- 2.2. Bean 定義ファイル
- 2.3. Setter Injection
- 2.4. Constructor Injection
2.1. BeanFactory
Spring の中でもっとも基本となる重要なパッケージは org.springframework.beans パッケージと org.springframework.context パッケージです。Dependency Injection の基本的な機能はこれらのパッケージが提供します。そして、これらのパッケージのなかでも JavaBeans を管理する実際のコンテナとして中心的な役割を果たすのが BeanFactory です。本資料中で BeanFactory とは org.springframework.beans.factory.BeanFactory インタフェースを実装したものをいい、通常よく使用される具象クラスとしては org.springframework.beans.factory.xml.XmlBeanFactory があります。 BeanFactory は依存関係が記述された定義ファイルを元に JavaBeans の生成・管理を行います。定義ファイルを読み込み BeanFactory をインスタンス化するには以下のようにします。
Resource res = new FileSystemResource("beans.xml"); XmlBeanFactory factory = new XmlBeanFactory(res);
あるいは以下のようにします。
Resource res = new ClassPathResource("beans.xml"); XmlBeanFactory factory = new XmlBeanFactory(res);
1行目で設定ファイル beans.xml を読み込み、2行目で読み込んだ定義ファイルを元に XmlBeanFactory をインスタンス化しています。