2. テストクラス
この章では、JUnitを使用して、テストプログラムを記述する方法を説明します。
2.1. テストクラス
ここでは、以下のような簡単なDogクラスを例に、テストプログラムを記述する方法を説明します。
public class Dog{ private String name; private int age; public Dog(String name,int age){ this.name=name; this.age=age; } public String getName(){ return name; } public int getAge(){ return age; } public void run(){ System.out.println(name+" is running."); } }
特定のクラスのテストプログラムを書くには、junit.framework.TestCaseを拡張したテストクラスを作成します。クラス1個に対して、テストクラスを1つ、作成するのが理想です。以下の例では、Dogクラスに対応するDogTestクラスを作成しています。その際、テストクラスの名前は「(クラス名)Test」というようにわかりやすいものにしましょう。
import junit.framework.*; public class DogTest extends TestCase{ public DogTest(String name){ super(name); } ...
1行目で、TestCase等を含むjunit.frameworkパッケージをインポートしています。3行目でTestCaseを拡張し、DogTestクラスを宣言しています。また、String型の引数を一つ取るコンストラクタを指定する必要があります。5-7行目で宣言しています。