- 1.1. 単体テスト
- 1.2. JUnitとは
- 1.3. JUnitのインストール
1.2. JUnitとは
単体テストの重要性を理解したとしても、なかなかテストプログラミングの記述に時間が取れないかも知れません。それぞれが独自にテストプログラムを書いては、結局、「テストプログラム」の解読に時間を取られる結果になってしまいます。
JUnitはJavaプログラム単体テスト用のフレームワークです。みんなが共通のテストフレームワークをもつことで、他人のテストプログラムの修正を容易にします。また、このフレームワークは、Javaでの開発を慣れた人なら、自然に受け入れられるように設計されています。テストプログラムを記述するために、たくさんの知識を習得する必要はありません。数個の規則を学べばよいのです。
1.3. JUnitのインストール
まず、JUnitをインストールしましょう。
JUnitはhttp://prdownloads.sourceforge.net/junit/junit3.8.1.zipよりダウンロードできます。最新バージョンは3.8.1です。この例では、/usr/local/java以下にインストールするものとします。 まず、最初にダウンロードしたアーカイブを展開します。
# cd /usr/local/java
# unzip junit3.8.1.zip
次にCLASSPATHを設定します。以下の2つのCLASSPATHを指定してください
- JUNIT_HOME /usr/local/java/junit3.8.1
- CLASSPATH $JUNIT_HOME/junit.jar:$CLASSPATH
これでインストールは終了です。JUnitにはテスト用のサンプルがありますので、これを起動して正しくインストールされているかどうかを確認してみましょう。
# cd $JUNIT_HOME
# java junit.swingui.TestRunner junit.samples.AllTests
以下のような画面が出てきたらインストール完了です。
次回は、JUnitを使用して、テストプログラムを記述する方法を説明します。