8.3. タイムゾーン
世界の日時はタイムゾーンによって異なっています。javaでタイムゾーンは、java.util.TimeZoneとその実装クラスであるjava.util.SimpleTimeZoneによって管理されています。TimeZoneを取得するには、TimeZoneの「getDefault」「getTimeZone」メソッドを使用します。SimpleTimeZoneを用いて1から作成する事も可能ですが、ほとんどありません。ここではTimeZoneに絞って説明します。
getDefaultはデフォルトの、getTimeZoneは引数で指定したIDを持つTimeZoneを取得するクラスメソッドです。
TimeZone timeZone = TimeZone.getDefault(); TimeZone timeZone = TimeZone.getTimeZone("America/Los-Angeles");
サポートされているIDを取得するためには、「getAvailableIDs」メソッドを使用します。
String[] ids = TimeZone.getAvailableIDs();
TimeZoneはGMTからのズレや、夏時間を管理しています。TimeZoneを使用する事によって、異なるタイムゾーンでのCalendarを取得する事ができます。
Calendar cal = Calendar.getInstance(timeZone);
(実習課題4)
日本と、日本以外の4つのタイムゾーンでの、現在時刻を表示するコンソールプログラムを作成しなさい。