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9.4. javax.swing.JToolTip

「JToolTip」はツールチップを表示するコンポーネントです。このコンポーネントを使用する方法は簡単で、「JComponent」クラスの「setToolTipText」メソッドを使用します。これまでに説明したコンポーネントはほとんど「JComponent」クラスを継承したクラスですので、このメソッドを持っています。例えば以下のようにすると、プログレスバーにマウスカーソルが入ったときツールチップを表示させる事ができるようになります。

JProgressBar bar=new JProgressBar();
bar.setToolTipText("progress bar");

しかしこの方法では、状況に応じてツールチップの表示内容を変更する事ができません。そのためには「JComponent」クラスの「getToolTipText」をオーバーライドします。ツールチップは表示の際、このメソッドを呼び出し、その返り値を表示します。

(実習課題5)

実習課題4のプログラムを改良しなさい。

  • マウスカーソルがプログレスバーの上に来たとき、ツールチップを表示するようにする事。
  • 表示する値は、その時のプログレスバーの値。
  • (ヒント)「JProgressBar」を継承したクラスを作成し、「getToolTipText」メソッドをオーバーライドする事。

解答例はこちら

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