ユーザインタフェース 9章 基本的なコンポーネント3
- 9.1. javax.swing.JList
- 9.2. javax.swing.JComboBox
- 9.3. javax.swing.JProgressBar
- 9.4. javax.swing.JToolTip
- 9.5. キーボードとの連携
9.3. javax.swing.JProgressBar
「JProgressBar」は処理の進行状態等をグラフィカルに表示するコンポーネントです。
生成は以下のようにします。
JProgressBar bar=new JProgressBar(SwingConstants.HORIZONTAL,0,100);
第1引数で方向、第2引数で最小値、第3引数で最大値を表します。第2引数・第3引数を省略した場合は「0」「100」が、第1引数が省略された場合は「SwingConstants.HORIZONTAL」がデフォルトで指定されます。
進行状態を表示するコンポーネントといっても数値のセットはプログラムが管理しなければなりません。「setValue」メソッドでバーの長さを、「getValue」メソッドでバーの値を取得します。「getPercentComplete」で、%の値を取得する事もできます。
(実習課題4)
以下のプログラムを作成しなさい。
- ウィンドウに含まれるコンポーネントはプログレスバーと「開始」ボタン・「停止」ボタン。
- 「開始」ボタンを押すと、バーが0%から100%まで、1秒ごとに10%ずつ伸びるようにする事。
- 「停止」ボタンを押すと、バーの伸びは停止するようにする事。
- (ヒント)「javax.swing.Timer」クラスを使用する。