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6.3. javax.swing.JSplitPane

「JSplitPane」は領域を2つのコンポーネントに分け、仕切りをマウスで動かすと、2つの領域の大きさがインタラクティブに変わるコンテナ・コンポーネントです。

「JSplitPane」の基本的な使用方法は次の通りです。まずインスタンスを作成します。

JSplitPane splitPane=new JSplitPane(JSplitPane.HORIZONTAL_SPLIT);

この例では水平分割(Y軸方向に線を入れて左右に分割)します。「JSplitPane.VERTICAL_SPLIT」を指定した場合には、垂直分割します。以下のようにしても効果は同じです。

JSplitPane splitPane=new JSplitPane();
splitPane.setOrientation(JSplitPane.HORIZONTAL_SPLIT);

最後にコンポーネントを追加します。

splitPane.setLeftComponent(new JButton("left"));
splitPane.setRightComponent(new JButton("right"));

垂直分割の場合は「setTopComponent」と「setBottomComponent」メソッドを使用します。以下は「JSplitPane」を使用したサンプルウィンドウです。

「JSplitPane」を使用したサンプルウィンドウ

(実習課題3)

上のサンプルウィンドウのように左右にイメージを表示するウィンドウを作成しなさい。またその際、以下の点を試してみる事。

  • 「JSplitPane」で引数を2つとるコンストラクタを使用する。2つ目の引数を「true」にした場合と「false」にした場合で動作がどのように変わるか確かめなさい。
  • 「setDividerSize」メソッドで、分割線の太さを変えなさい。

解答例はこちら

(実習課題4)

以下のサンプルプログラムを作成しなさい。

  • ウィンドウの中央に「JSplitPane」、下にボタンを2つ配置する。
  • 「JSplitPane」は左右に分割し、それぞれの領域に色違いのボタンを配置する。テキスト・色は任意。
  • それぞれのボタンを押すと、該当する領域が大きくなるように中央線が動くようにする事。
  • またウィンドウの下部にあるボタンのテキストは「left」と「right」で、それぞれを押すと中央線が「左に」「右に」動くようにする事。

解答例はこちら

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