ユーザインタフェース 5章 レイアウト・マネージャー2
- 5.1. java.awt.GridLayout
- 5.2. java.awt.GridBagLayout
- 5.3. javax.swing.BoxLayout
- 5.4. javax.swing.OverlayLayout
5.3. javax.swing.BoxLayout
「BoxLayout」は「FlowLayout」によく似たレイアウト・マネージャーで、縦方向または横方向に順にコンポーネントを並べる働きをします。並べる方向は「上から下」または「左から右」のみで、ウィンドウのサイズによって折り返す事はしません。
レイアウト・マネージャーのセットは以下のようにします。縦方向に並べる場合の例です。
BoxLayout layout=new BoxLayout(getContentPane(),BoxLayout.Y_AXIS); getContentPane().setLayout(layout);
コンポーネントの追加は「FlowLayout」と同じです。
(実習課題3)
以下のサンプルプログラムを作成しなさい。
- ウィンドウを表示する。
- ウィンドウに配置するコンポーネントは任意。ただし3つ以上、配置する事。
- レイアウト・マネージャーは「BoxLayout」を使用すること。縦方向・横方向のどちらに配置するかは任意。
5.4. javax.swing.OverlayLayout
「OverlayLayout」は単純にコンポーネントを重ねて配置するレイアウト・マネージャーです。「CardLayout」と同じく、先に追加したコンポーネントほど上になるように配置されます。
レイアウト・マネージャーのセットは以下のようにします。
OverlayLayout layout=new OverlayLayout(getContentPane()); getContentPane().setLayout(layout);
コンポーネントの追加は「FlowLayout」と同じです。
(実習課題4)
以下のサンプルプログラムを作成しなさい。
- ウィンドウを表示する。
- ウィンドウに表示するコンポーネントはラベル(JLabel)。テキストは任意。ただし2つ以上、配置する事。
- レイアウトマネージャーは「OverlayLayout」を使用すること。
「JLabel」は背景を持たない、透過的なコンポーネントである事を確かめてください。