ユーザインタフェース 16章 内部フレームとデスクトップペイン
16.3. javax.swing.event.InternalFrameListener
内部フレームがアクティブになった時やクローズされた時に発生するイベントを、処理するイベントリスナーが提供されています。「InternalFrameListener」です。以下の7つのメソッドがあり、それぞれ該当する場合に呼ばれるようになっています。
internalFrameActivated | 内部フレームがアクティブになった場合に呼ばれます。 |
internalFrameClosed | 内部フレームがクローズされたときに呼ばれます。 |
internalFrameClosing | 内部フレームがクローズされようとするときに呼ばれます。 |
internalFrameDeactivated | 内部フレームがアクティブな状態から解除されたときに呼ばれます。 |
internalFrameDeiconified | 内部フレームがアイコン化された状態から解除されたときに呼ばれます。 |
internalFrameIconified | 内部フレームがアイコン化されたときに呼ばれます。 |
internalFrameOpened | 内部フレームがオープンされたときに呼ばれます。 |
いずれも「javax.swing.event.InternalFrameEvent」オブジェクトを引数に取ります。このオブジェクトで、どの内部フレームがイベントの発生元か識別する事ができます。
実はこのイベントリスナーは「java.awt.event.WindowListener」とほとんど同じ内容となっています。「WindowListener」は「JFrame」に対するイベントを処理するリスナーです。
ちなみに「InternalFrameListener」は「InternalFrameAdapter」、「WindowListener」は「WindowAdapter」を用いてプログラムを作成するのが一般的です。
(実習課題3)
実習課題2のプログラムを改良しなさい。
- 内部フレームを作成する際、フレームのタイトルも指定できるようにする事。
- アプリケーションフレームのタイトルを、現在アクティブな内部フレームのタイトルと同じにする事。