9.2. エラーページ
エラーページは、HTTPエラーや例外が発生した時に表示するページのことです。エラーページの設定もweb.xmlで行います。HTTPエラーや例外の種類に応じて、表示させるページを変えることができます。
<web-app> ... </welcome-file-list> <error-page> <error-code>505</error-code> <location>/error/505.html</location> </error-page> <error-page> <exception-type>javax.servlet.ServletException</exception-type> <location>/error/error.jsp</location> </error-page> <taglib> ... </web-app>
エラーページの設定は<error-page>タグで行います。<error-page>タグは<welcome-file-list>の後、<taglib>の前となります。HTTPエラーに対してエラーページを設定する場合には、<error-page>タグの中に<error-code>タグと<location>タグを設定します。<error-code>タグにHTTPエラーのコード番号を、<location>タグに表示させるページを設定します。<location>タグの設定は、Webアプリケーションルートからのパスで指定します。サーブレットが動作するURLを指定しても構いません。
例外に対してエラーページを設定する場合には、<error-page>タグの中に<exception-type>タグと<location>タグを設定します。<exception-type>タグには対象とする例外クラスを完全限定名で指定します。設定した例外クラスのサブクラスも対象となるので注意してください。またある例外に対して、複数の<exception-type>が合致する場合には、先頭のものが適応されます。<location>タグの設定は、HTTPエラーの場合と同様です。
(実習課題2)
Internal Server Errorを送出するサーブレットを作成し、任意のWebアプリケーションに対して、例外に対するエラーページとして設定しなさい。またわざと例外が発生するサーブレットを作成し、設定したサーブレットが動作する事を確認しなさい。