9. ウェルカムページとエラーページ
この章ではデフォルトで表示されるページ(ウェルカムページ)、およびHTTPエラー・例外が発生した場合に表示するエラーページの設定について説明します。
9.1. ウェルカムページ
ウェルカムページは、ApacheのDirectoryIndexと同じで、ディレクトリだけを指定してアクセスしてきた場合に表示するページの事です。J2EEではweb.xmlで設定する事ができます。<welcome-file-list>タグで指定します。
<web-app> ... </session-config> <welcome-file-list> <welcome-file>index.jsp</welcome-file> <welcome-file>time.jsp</welcome-file> </welcome-file-list> <taglib> ... </web-app>
<welcome-file-list>タグの子要素である<welcome-file>タグで指定します。<welcome-file>で指定できるのはファイルだけで、サーブレットが動作するURLを指定する事はできません。またリクエストパラメータを指定する事もできません。
もし複数ファイルが存在した場合には、<welcome-file-list>内で一番上に定義されているものが表示されます。
なおTomcatではデフォルトでウェルカムページがconf/web.xmlに設定されています。「index.html」「index.htm」「index.jsp」となっています。
(実習課題1)
ディレクトリの内容を表示するJSPページを作成しなさい。またそのJSPページを任意のWebアプリケーションの、ウェルカムページとして設定しなさい。
解答例はこちら