JSP 2章 JSPの基本2
- 2.1. 暗黙オブジェクト
- 2.2. application/config/pageContext/page
- 2.3. out/request/response
- 2.4. session
- 2.5. exception
2.4. session
「session」は「HttpSession」インスタンスです。参加しているセッションにアクセスするためのオブジェクトで、サーブレットにおけるものと使用方法は同じです。ただし1つ制約があり、当該ページの「page」ディレクティブで「session」属性を「false」に設定してはいけません。その場合、このオブジェクトは無効化されます。
<%@ page contentType="text/html; charset=EUC-JP" session="true" %> <% int count=((Integer)session.getAttribute("count")).intValue(); %>
「session」は既にセッションが確立されている場合にはそのセッションを、確立されていない場合には新たに作成したセッションに関連付けられます。また「page」ディレクティブの「session」属性はデフォルトで「true」なので、JSPページの場合、何もしなければセッションが作成される事になります。これは必要の無い場合にはオーバーヘッドになるので、
session="false"
とするように心がけましょう。
(実習課題3)
以下のJSPページを作成しなさい。
- そのページに何回訪れたかを表示する。
- 訪れた回数の管理はセッションで行う事。