Struts 6章 HTMLタグライブラリ2
- 6.1. textタグ/passwordタグ/textareaタグ
- 6.2. imageタグ
- 6.3. radioタグ/hiddenタグ
- 6.4. checkboxタグ/multiboxタグ
6.2. imageタグ
imageタグは<input type="image">を生成するもので、画像付きのsubmitボタンを作成する際に使用します。主要属性は以下の通りで、画像を指定するsrc, page, srcKey, pageKeyのいずれかの属性は必ず指定しなければなりません。
属性名 | 必須 | スクリプト 可能 |
説明 |
---|---|---|---|
src |
○ |
<img>タグのsrc属性と同じで、相対パス・絶対パスによってリンク先を指定します。 |
|
srcKey |
○ | 相対パス・絶対パスはメッセージリソースに格納されており、その値を検索するためのキーを指定します。 | |
page |
○ | Webアプリケーションルートからの絶対パスでリンク先を指定します。 | |
pageKey |
○ | Webアプリケーションルートからの絶対パスはメッセージリソースに格納されており、その値を検索するためのキーを指定します。 | |
property |
○ |
パラメータ名を指定します。Action Form Beanのプロパティに対応します。 |
以下はimageタグを利用した例です。
... <html:image page="/img/button.gif" property="button" /> ...
この場合、座標は「button.x」「button.y」というパラメータ名で送信されます。これらのパラメータ値を受け取るset/getメソッドはどのような形になるのでしょうか。パラメータ値は、buttonというプロパティにあるJava Beanのxおよびyというプロパティに設定される事になります。例えば以下のようなActionFormになります。
public class QuestionnaireForm extends ActionForm{ ... public class Button{ public int getX(){ ... } public int getY(){ ... } public void setX(int x){ ... } public void setY(int y){ ... } } private Button button=new Button(); public Button getButton(){ return(button); } public void setButton(Button button){ this.button=button; } ... }
imageタグにおいてもbeanタグライブラリのwriteタグと同じく、メッセージリソースを使用するしないに関わらず、設定しておかなければタグは動作しません。
(実習課題2)
以下のWebアプリケーションを、Strutsを用いて作成しなさい。
- imageタグを用いて画像ボタンを作成する事。
- 押された座標を、beanタグライブラリのwriteタグを用いて表示する事。