18. Tiles
Struts 18章 Tiles
- 18.1. org.apache.struts.tiles
- 18.2. Tiles設定ファイルの作成
- 18.3. Tilesで定義したページの表示
18.1. org.apache.struts.tiles
「org.apache.struts.tiles」パッケージで提供されている「Tiles」は、「Tile」と呼ばれる、再利用可能な部品を組み合わせたようなHTMLの作成を支援する機能です。例えば、どのページも以下のようなレイアウトで構成されており、「コンテンツ」の部分だけ変化するようなホームページを考えます。Tilesはこういったホームページの作成を支援するものです。この例では、「ヘッダー」「メニュー」「コンテンツ」「フッター」に当てはまる部品がTileという事になります。
ヘッダー |
|
メニュー | コンテンツ |
フッター |
Tilesの機能を使用するには、Struts設定ファイルに、以下のように「org.apache.struts.tiles.TilesPlugin」の設定を追加します。
<struts-config> ... <plug-in className="org.apache.struts.tiles.TilesPlugin"> <set-property property="definitions-config" value="/WEB-INF/tiles-defs.xml" /> </plug-in> </struts-config>
TilesPluginに設定できるプロパティには幾つかありますが、ここでは「definitions-config」だけを設定して下さい。これはTiles設定ファイルの場所を、アプリケーションルートからのパスで指定するものです。複数Tiles設定ファイルがある場合には、「,」で区切ります。ここでは「WEB-INF/tiles-defs.xml」を指定しています。もしこのプロパティを省略した場合には、「/WEB-INF/instanceDefinitions.xml」が指定されたことになります。