13. validatorで提供されている検証ルール
Struts 13章 validatorで提供されている検証ルール
13.1. 提供されている検証ルール
この章では、Strutsのvalidator機能で提供されている、検証ルールについて説明します。validator機能で独自の検証ルールを追加することも可能ですが、通常はデフォルトで提供されているものを利用します。まず以下に検証ルールの一覧をまとめます。ルール名は、validation.xmlの<field>要素のdepends属性で指定する値と考えてください。
required | 値が設定されているかどうかチェック。設定されていなければエラー。 |
requiredif |
他のフィールドのパラメータが指定した条件を満たした場合のみ、値が設定されているかどうかチェック。設定されていなければエラー。 |
minlength | 文字列の長さが、一定の長さ以上かチェック。それよりも短ければ、エラー。 |
maxlength | 文字列の長さが、一定の長さ以下かチェック。それよりも長ければ、エラー。 |
mask | 値が指定した正規表現にマッチするかどうかチェック。マッチしなければエラー。 |
byte | 値がbyte型整数かどうかチェック。整数でなければエラー。 |
short | 値がshort型整数かどうかチェック。整数でなければエラー。 |
integer | 値がint型整数かどうかチェック。整数でなければエラー。 |
long |
値がlong型整数かどうかチェック。整数でなければエラー。 |
float | 値がfloat型浮動小数点数かどうかチェック。浮動小数点数でなければエラー。 |
double | 値がdouble型浮動小数点数かどうかチェック。浮動小数点数でなければエラー。 |
date | 値が日付を表す文字列かどうかチェック。日付でなければエラー。日付のフォーマットを指定することも可能。 |
intRange | 値が指定した範囲内の数値であるかどうかチェック。最大値と最小値を指定。 |
floatRange | 値が指定した範囲内の浮動小数点数かどうかチェック。最大値と最小値を指定。 |
creditCard | 数値列が正しいクレジットカード番号かどうかチェック。クレジットカード番号でなければエラー。 |
文字列がメールアドレスかどうかチェック。メールアドレスでなければエラー。 |
以降、それぞれのルールの使い方について説明します。