1. ActionServletとAction
Struts 1章 ActionServletとAction
- 1.1. Strutsとは
- 1.2. ActionServlet
- 1.3. Struts設定ファイルの編集とActionクラスの実装
1.1. Strutsとは
StrutsはWebアプリケーションの開発フレームワークで
- Java Servlet, Java BeansなどJ2SE又はJ2EEで提供されている標準的なテクノロジーを採用している
- MVCモデル2を採用している
- ビューの部分は、JSP, Jakarta Velocity, XSLTなど様々なものの中から1つ選択できる
といった特徴を持っています。Struts自身は基本的にMVCのControlerの部分を提供するフレームワークで、プログラマは主にModelとViewの部分を開発する事になります。
開発においてはまずJakarta StrutsプロジェクトからStrutsのライブラリをダウンロードしてください。ここではバージョン1.1 Release Candidate1を基に説明していきます。またダウンロードした圧縮ファイルを解凍すると「lib」ディレクトリの中に
- struts.jar
- commons-beanutils.jar
- commons-collections.jar
- commons-digester.jar
- commons-logging.jar
がありますので、それを開発するWebアプリケーションの「WEB-INF/lib」ディレクトリにコピーしてください。最初の「struts.jar」以外はJakarta Commonsプロジェクトのライブラリなのですが、Strutsで開発したアプリケーションを実行する上で最低限必要なものです。
また他にもたくさんのjarファイルが「Struts」の「lib」ディレクトリにはありますが、それぞれ拡張機能を利用する場合に必要になってきます。必要な場合には、その都度、説明します。