6. 配列
- 6.1 配列の定義
- 6.2 配列の初期化
- 6.3 配列の長さ
- 6.4 配列の要素へのアクセス
6.1 配列の定義
配列型の定義では、「長さ(要素数)」と「要素の型」を明記します。
[長さ]要素の型 // 例: int型、 [4]int
長さも型の一部のため、[4]int
と[5]int
は異なる型です。
プログラムの実行中に長さは変更できません。
package main import ( "fmt" ) func main() { a := [4]int{} b := [5]int{} // a と b は型が異なるので比較できず、コンパイルエラーが起きる fmt.Println(a == b) }
6.2 配列の初期化
初期化は配列型の後ろに {} をつけ、初期値を入れます。
[長さ]要素の型{要素の初期値1, 要素の初期値2, 要素の初期値3, ...} // 例: 長さ4のint型の初期化 [4]int{1, 2, 3, 4}
配列は必ず初期値を指定する必要はありません。
初期値を指定しなかった場合、要素の型のゼロ値が初期値となります。
var a [4]int // int型の配列のため、[0, 0, 0, 0] で初期化されます
6.3 配列の長さ
組み込み関数 len() で配列の長さを取得します。
a := [4]int{1, 2, 3, 4} len(a) // 4
6.4 配列の要素へのアクセス
配列は [] を使用して要素にアクセスします。
var a [4]int // インデックス[0]に "1"を代入します。 a[0] = 1 // a は [1, 0, 0, 0] // a[0] は 1