2. GOPATH
- 2.1 GOPATH
- 2.2 GOPATHディレクトリ構成
- 2.3 作業ディレクトリの作成
2.1 GOPATH
Go言語のワークスペースは GOPATH という環境変数で指定します。
GOPATHは任意のディレクトリを指定できます。
Go言語ではこの GOPATH がパッケージ管理やツールインストールなどで基準となります。
GOPATHとして使用するディレクトリを作成します。
$ mkdir $HOME/go
作成したディレクトリを環境変数GOPATHに設定します。
$ export GOPATH=$HOME/go
go get や go install などでツールをインストールすると、
$GOPATH/bin に実行可能ファイルが設置されるので環境変数PATHに追加しておきます。
$ export PATH=$PATH:$GOPATH/bin
2.2 GOPATH のディレクトリ構成
GOPATH は3つのディレクトリから成り立っています。
- src : ソースファイル群
- pkg : パッケージオブジェクト
- bin : 実行可能ファイル
実際のディレクトリは以下のようになります。
bin/ hello # 実行可能ファイル pkg/ darwin_amd64/ github.com/golang/example/ stringutil.a # パッケージオブジェクト src/ github.com/golang/example/ .git/ # Gitリポジトリメタデータ stringutil/ reverse.go # パッケージソースファイル reverse_test.go # テストソースファイル hello/ hello.go # ソースファイル
2.3 作業ディレクトリの作成
さて、実際にこれからソースコードを書くためのディレクトリを用意します。
作業するディレクトリはGOPATH の src ディレクトリに用意しましょう。
ここではGitHubで管理している前提です。このリポジトリは例のため実在しません。
$ mkdir -p $GOPATH/src/github.com/user/hello
作成したディレクトリ直下にhello.goを作成します。
package main import "fmt" func main() { fmt.Println("Hello, Gopher") }
go install でビルドしてみましょう。
$ go install github.com/user/hello
go install で $GOPATH/bin/hello が作成されます。
実行してみます。Hello, Gopher と表示されれば成功です。
$GOPATH/bin/hello
実行結果
Hello, Gopher