SIGWINCHとtputで遊んでみる

こんにちは河野です。新年早々小ネタです。

先日何かのログを眺めているときに、SIGWINCHというのを見かけました。何かのシグナルっぽいです。

SIGWINCHとは？

何かと思って調べてみたら、ターミナルのサイズ変更を知らせるシグナルでした。

動作確認してみる

bash,zshには

LINES
COLUMNS

という環境変数があるのですが、スクリプトにしたら上手く取得できませんでした。

なので、tputというコマンドを使います。tputではターミナルの情報が取得できます。

以下のスクリプトで動作確認してみました。

#!/bin/bash

function echo_term_size() {
  lines=$(tput lines)
  columns=$(tput cols)
  echo "SIZE: $lines * $columns"
}

trap 'echo_term_size' SIGWINCH

echo_term_size
while true; do
  sleep 1
done

#!/bin/bash

function echo_term_size() {

lines=$(tput lines)

columns=$(tput cols)

echo "SIZE: $lines * $columns"

}

trap 'echo_term_size' SIGWINCH

echo_term_size

while true; do

sleep 1

done

実行して、ウィンドウサイズを変更すると以下のようになりました。

$ ./sigwinch_trap.sh
SIZE: 58 * 268
SIZE: 51 * 109
SIZE: 50 * 59
SIZE: 22 * 114
SIZE: 24 * 223
SIZE: 36 * 184
^C

$ ./sigwinch_trap.sh

SIZE: 58 * 268

SIZE: 51 * 109

SIZE: 50 * 59

SIZE: 22 * 114

SIZE: 24 * 223

SIZE: 36 * 184

sleep中でもtrapは実行されるようで、1秒おきにサイズが表示されました。

具体的な使い道は全然思い浮かばないのですが、CUIのアプリなど作るときには何か使えるかも知れませんね！

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