こんにちは、鈴木です。
先日行った社内 PostgreSQL 勉強会をレポートします!
今までの社内勉強会はアプリケーション寄りの内容が多かったのですが、
今回はインフラの方にも発表に参加していただきました。
テーマは PostgreSQL です!
最近のバージョンで追加された機能の紹介やレプリケーションについての発表を行いました。
ライトニングトーク
ライトニングトークはTECHSCORE BLOGの執筆者の一人北川さんです。
内容はPostgreSQL の各バージョンで追加された機能についてのおさらいです。
8.2 以降に追加された主な機能は以下のとおりです。
バージョン | リリース日 | 主な機能 |
---|---|---|
8.2 | 2006/12/05 | ウォームスタンバイ
GINインデックス |
8.3 | 2008/02/04 | HOTによるスペース再利用の最適化
XML型,ENUM型,UUID型の追加 全文検索エンジンの本体統合 |
8.4 | 2009/07/01 | ウィンドウ関数
ビジビリティマップ フリースペースマップのメモリ設定の自動化 GINインデックス |
9.0 | 2010/09/20 | ホットスタンバイ
レプリケーション機能 |
9.1 | 2011/09/12 | 同期レプリケーション機能 |
9.2 | 2012/09/10 | カスケードレプリケーション機能
JSON型,範囲型の追加 Index-only scan |
Index-only scan とレプリケーションについては、この後のセッションで詳しく取り上げました。
Index Only Scan
Index Only Scanは村上さんです。
BLOGでも連載した内容を発表していただきました。
Index Only Scanの内容とデモをまじえた発表でした。
以下BLOGのリンクです。
- PostgreSQL Index Only Scan 奮闘記 その1
- PostgreSQL Index Only Scan 奮闘記 その2
- PostgreSQL Index Only Scan 奮闘記 その3
- PostgreSQL Index Only Scan 奮闘記 その4
- PostgreSQL Index Only Scan 奮闘記 その5
レプリケーション
レプリケーションはプラットフォームエンジニアの金さんに発表して頂きました。
内容は
- ストリーミングレプリケーション機能について
- バージョン毎の機能アップ
- スレーブ活用の利点
- ストリーミングレプリケーションの特徴について
- 非同期/同期レプリケーションの挙動
- 案件での採用過程で習得した内容について
- 非同期レプリケーションの運用時の注意点
です。
デモをまじえての発表でした。
デモでは、DBサーバーを2台(マスター、スレーブ)用意し、1台(スレーブ)に障害を発生させた時の挙動や、障害から復旧させた時の挙動のデモを行いました。
勉強会でデモをすると失敗することが多いのですが、この発表では完璧なデモでした。
おまけ
勉強会の準備中の様子
準備を必死でしてる金さんとその横でピースしてる村上さん。
勉強会後の打ち上げ
勉強会後は発表者3人と私で近くの居酒屋で打ち上げです。
ちなみに4人とも今年三十路デビューの30歳です。
あとがき
今回の勉強会は初のインフラ系の勉強会ということで、アプリチームのエンジニアだけじゃなく、プラットフォームチームの方々にもたくさん参加していただきました。
たぶん今までで一番参加者が多かった気がします。
いつもは直前で勉強会の準備をすることが多かったのですが、今回はデモがメインということもあり、1ヶ月前か準備を始めたので、そこそこ余裕を持って勉強会に望めました。
やっぱり事前準備は大事ですね。