こんにちは、鈴木です。
5/31 (金) に、社内で「継続的デリバリー」の勉強会を行いましたのでレポートします!
勉強会の内容
勉強会のタイトルは「継続的デリバリー ワンクリックで顧客に価値を届ける技術」です。
昨年発売された「継続的デリバリー」という書籍の内容を参考に、以下の構成で行いました。
- 継続的デリバリーの導入説明
- ワンクリックデプロイのデモ
- チームに分かれてディスカッション
継続的デリバリーについては今年一杯をかけて集中的に下地作りに取り組む予定なので、今回の勉強会は以下の目的で行いました。
- 継続的デリバリー自体を知ってもらうこと。
- デモを通じて継続的デリバリーに取り組むことのメリット(可能性)を感じてもらうこと。
- ディスカッションによって具体的に困っていることを知り、今後の活動で注力すべきポイントを理解すること。
1. 継続的デリバリーの導入説明
継続的デリバリー、知ってる人!?
最初に「継続的デリバリー」を知っている人がどれくらいいるのか聞いてみました。
「継続的デリバリー」という言葉自体を知らない(初めて聞いた)という人は少なく、
「言葉や概要は知っている」という方や「実践している」という方が半数以上でした。
リリース前ってどんな気持ち?
リリース前の心境についても聞きました。
安らかな気持ちという人はさすがにゼロでした。当たり前ですね・・(^^;
不安な気持ちという人や、色々な意味でわくわくする、という方が大半でした。
中には「何かを感じる余裕はない」という方も・・。
デプロイメントパイプライン
継続的デリバリーという言葉が指す範囲は広いので(要素技術も多いので)、今回の勉強会では「デプロイメントパイプライン」を中心に解説しました。
デプロイメントパイプラインとは、反復的開発、継続的インテグレーション、継続的デプロイを積み重ねていくことで価値を創出していく全体の流れです。そして、それに耐えうる構成管理の方法や、デプロイなどのタスクの自動化が必要となってきます。
2. ワンクリックデプロイのデモ
ワンクリックデプロイのデモを行いました。
結論から言うと、私の設定ミスによりデプロイに失敗してしまいました・・(^^;
ワンクリックデプロイのデモには Jenkins を利用しました。
ジョブは以下の 3 つを作成しました。
- テストを実行するジョブ
- テスト環境にデプロイするジョブ
- 本番環境にデプロイするジョブ
まず、ソースコードをコミットすると「1. テストを実行するジョブ」が自動実行されます。
テストに成功すると「2. テスト環境にデプロイするジョブ」が自動実行されます。
「3. 本番環境にデプロイするジョブ」は手動で起動する設定にしており、ジョブの実行ボタンをワンクリックすれば本番環境にデプロイすることができます。
Jenkins に「Build Pipeline Plugin」というプラグインをインストールすると、以下のように表示することができます。
このプラグインを入れることで、ビルドパイプラインがどこまで進んでいるのか一目瞭然になります。
いくつか課題も残っているので、今後ブラッシュアップしていきたいと思います。
3. チームに分かれてディスカッション
最後にチームに分かれてディスカッションを行いました。
ディスカッションの内容は、日頃の開発業務で非効率だと感じていることや、困っていることなどです。
どちらかと言うと、議論よりもブレストに近い感じです。
気軽に思っていることを出しあってもらい、付箋に書いて整理しました。
最後はチームごとにディスカッションした内容を発表し合いました。
- 大規模プロジェクトになるとテストの実行に時間がかかるよねー
- リリース後のテスト(動作確認)をどこまでやるか悩んでいます
- もっと自動化できる作業があるはず!
などなど、色々な意見が出ました。
まとめ
ディスカッションの結果を参考に、今年一杯をかけて継続的デリバリーに取り組む予定です。
みなさんにフィードバックできる内容があれば、改めてエントリを書きたいと思います。